こんにちは、看護師の斉藤です。
暑い夏が過ぎ、季節も秋へと変わり過ごしやすくなりましたね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて今回は皆様ご存じの「狂犬病」についてご紹介したいと思います。
毎年1回が義務化の狂犬病の注射ですが、厚生労働省のHPを見てみると
市町村の登録がされている子の中で北海道の注射率が66%、全国で見ても70%と大体7割の子が接種しています。(令和5年度)

打っていない子に病気等の理由があったりしますが、ワクチンというものに抵抗があり打たせたくないという方もいます。
理由はそれぞれですが、ではなぜ狂犬病の注射が義務付けられているのか…。
それは動物も人も狂犬病にかかってしまうと、効果的な治療法がないためほぼ100%の確率で死に至るからです。
人獣共通感染症と言って、狂犬病にかかった動物に咬まれたりすることでウイルスが侵入し、人も感染してしまいます。(感染した人から人に移ることはありません!)
では、狂犬病にかかるとどういった症状になるのか。
【動物】 狂騒型(きょうそうがた)→極度に興奮し、攻撃的な行動を示す。
麻痺型→後半身から前半身に麻痺が広がり食物や水が飲み込めなくなる。
潜伏期間1~2カ月間

【人】 不安感、一時的な錯乱、恐水症、恐風症、高熱、麻痺、全身けいれん、その後呼吸障害等の症状を示し死亡。
潜伏期間1~3カ月間

上記の通り、恐ろしい感染症なのです。
現在日本での発生報告は人では1956年が最後、動物では1957年が最後とされており狂犬病ウイルスが存在しない国「清浄国」と言われています。
しかし、2020年2月ごろフィリピンより来日した男性が当月5月22日に足の痛みで病院を受診したところ狂犬病ウイルスの感染がみられ、その後の6月13日に死亡するという事件が発生しました。原因をたどると2019年9月にフィリピンでワンちゃんに足を噛まれたことが引き金になったそうです。
このような事件が多い世界では年間でおおよそ5万9千人が亡くなっています。(動物の統計はわからず…)

もし海外に行かれる際はむやみに動物に近づかない、触らない!を徹底しましょう。
改めて狂犬病とは恐ろしい感染症です。ワンちゃんも飼い主様も感染し死亡してしまう危険性があるのです。
狂犬病だけでなく、混合ワクチンやノミ・ダニ、フィラリアの「予防」はお互いを守るとても大切なことです。
一般的に狂犬病ワクチンを打つ期間は4月~6月とされていますが、年中打つことは可能です。まだ未接種の子がいる方はお忘れないようお願いいたします。
4月頃に市からの書類が届きますのでご持参ください!

子犬ちゃんを新しくお迎えした方やまだおうちのワンちゃんが未登録である方は必ず市町村への狂犬病の登録が必要になりますのでお気を付けください。
予防に関することやその他少しでも不安なことがありましたら当院にお気軽にご相談ください。





