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FIP(猫伝染性腹膜炎)って治るの? Part2

皆さんこんにちは、獣医師の堀内です。

2023.10.28のFIPブログがとても好評であったため、今回FIPブログPart2を書こうと思います。

当院では2年ほど前からFIPの治療を積極的に取り組んでおり、飼い主様のご協力のおかげもあり数多くの猫ちゃん達の命を救ってきました。

今回のブログでは皆さんが気になっている当院でのFIP治療成績、治療薬の種類、治療期間、具体的な費用などお伝えしていこうと思います。

まずは治療成績についてです。ここ2年間で数多くのFIPを発症した猫ちゃんを診てきましたが、FIPは早期に治療を行えば治る割合の方が圧倒的に高いです。もちろん個体差はあるのですが、諦めずに治療の一歩を踏み出すことが大切です。

ここ2年間での当院の治療生存割合ですが、17/19頭(89%)と比較的高い割合で治療に成功しております。その内訳としてはウェット型8/9頭(88%)、ドライ型3/3頭(100%)、眼型1/1(100%)、神経型0/1(0%)、複数型混合5/5頭(100%)となっております。

当院で主に使用している薬としてはモルヌピラビル(内服)、GS-441524(注射or内服)、レムデシビルです。いずれの薬においても治療期間は84日間(12週間)使用し、その後再発が起こらないか定期的に診ていきます。入院も状態によって行っておりますが、おおよそ1週間ぐらいの入院となります。

FIPの治療といえば100万くらいかかるんじゃないか?と気になっているかたも多いと思われますが、実際そこまではいかないです。体重によって前後することがありますが、定期検査費など含めるとおおよそ治療期間(84日間)まで30万円前後と思われます(状態により変動あり)。

FIPの治療薬についてはまだ取り扱っていない病院も多々あります。何度もお伝えしますがFIPは早期に治療を行えば治る病気です。FIPの治療についてご相談がございましたらいつでもご連絡ください。

 

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