獣医師の田村です。
先日、ISVPS*(The International School of Veterinary Postgraduate Studies)が定める小動物外科認定医(General Practitioner Certificate in Small Animal Surgery)の資格を取得しました。
資格取得には、腫瘍摘出などの軟部外科や骨折や椎間板ヘルニアなどの整形・神経外科などを学ぶ約2年間におよぶ講義と実習への参加が必須になります。さらに、ケースレポートの提出と合格、そして認定試験への合格が必要となります。
講義と実習の参加の際には、休みをいただくこともあり、患者様にはご不便やご負担をおかけしたこともあるかと思います。皆様の支えもあり、無事に全日程に出席でき、ケースレポートと認定試験に合格することができました。この場を借りてご理解とご協力に感謝申し上げます。
資格取得に際して得られた知識と経験を活かして、最適な獣医療を提供できるように精進するとともに、飼い主様および動物たちの不安を少しでも減らし、安心を増やせるように努めてまいります。
*ISVPSとは、主に獣医師向けに国際的に認められる資格を提供する非営利組織です。ヨーロッパにて開始され、現在は、アジア、南アフリカ、アメリカ合衆国など15か国以上でプログラムが開催されています。このISVPSが定める認定資格の基準は、すべての国で一貫しているため、どの国で試験を受けたかに関係なく、ISVPS証明書を取得した獣医師は、国際的な基準を達成していることが認められます。