こんにちは、獣医師の中村です。
茶トラの猫ちゃんの中には、ちょっとレアな子がいることをご存じですか?
自分が診察させてもらっている茶トラの猫ちゃんの中にも、そのちょっとレアな子がいたので、紹介したいと思います。
下の猫ちゃんのどちらかが、そのちょっとレアな子なのですが、わかりますか?

答えは、
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女の子の山内まりちゃんでした!
実は、茶トラの女の子はちょっと珍しいんです。
茶色の毛色を生み出す遺伝子は、X染色体上にあります。オス(XY)は、X染色体が1つだけですが、メス(XX)は、X染色体が2つあるため、2つのX染色体とも茶色の毛色を生み出す遺伝子がそろわないと茶トラにならないんです。
昨年その遺伝子が解明されたということで、ちょっとホットな話題になっていました。
ちなみに、茶トラの子の男女比を、まりちゃん&ころちゃんで表すとこんな感じです↓





けっこう違いますね!(男女比4:1くらいと言われています)
また、遺伝子から考えると、茶トラの女の子の父親も、間違いなくほぼ茶トラだということもわかったりします。
元保護猫のまりちゃんの半生は謎に包まれているわけですが、少なくともまりちゃんのお父さんは、全身茶色か、そこに白毛の混じったころちゃんみたいな茶トラのオス猫だったということがわかるんです。
(ところで、毛色と性格が関連するという話もよく聞くと思います。たしかにそうかなと思うときもありつつ…

↑全部まりちゃんです!写真によって性格が全然違うようにも見えますよね。やっぱりその子自身の個性や、そのときそのときの表情をこそ大切にしたいと思います)
ちなみに、三澤ころちゃんは、肝臓の数値の上昇と食欲不振を繰り返すため、先日肝生検を実施しました。すると、「銅関連性肝障害」や「銅関連性肝炎」といわれる、銅が肝臓に蓄積することで肝炎が引き起こされるちょっと珍しい病気であることが判明しました。
この病気も、若い子では一部で遺伝子が関係していることがわかり、その知見が積みあがってきているものになります。
そういうわけでこちらもちょっとホットな話題なんです(ただし、こちらは茶トラに限りません)。
そして、ころちゃんは、療法食や銅のキレート剤のお薬をはじめて、調子も良くなってきました!
まりちゃんもころちゃんも、二人とも健やかな日々を過ごしてほしいですね…!






