いつもブログを読んでいただき有り難うございます。副院長の髙田です。
早い雪解けも進み、道路が見えてることも増えてきました。
あの記録的な大雪の後に、3月初めでも道路が見えるなんて・・・温暖化だなぁと常々思います。
そんな温暖化の影響は実は身近な動物たちにも問題になっています。
札幌でもエアコンがないと動物が熱中症になる時代ですし、予防する寄生虫の数も増えています。
十数年前には札幌にいなかったノミも、診察中に遭遇することも増えて驚いています!
最近当院にやってきた野良猫ちゃん、道路の真ん中で旋回運動をしており、恐らく交通事故にあったようです。(警察の方が保護して連れてきてくれました)
長毛の黒猫ちゃんでドロなども付着していないため、「綺麗な子だなぁ」なんて暢気に考えていました。
よくよく見るとお尻に白い米粒のようなモノが付着し、身体からは黒いツブツブが落ちてきます。
「あっ!お尻の米粒は瓜実条虫の片節だ!!てことは・・・ノミがいるかも!!!」
この黒いツブツブは・・・・ノミの糞でした(T-T)


瓜実条虫(サナダムシ)の中間宿主はノミです。
そして瓜実条虫はお腹の中に寄生する寄生虫であり、人獣共通感染症ですので、私たち人間も感染します。ノミは人間の血液を吸い、ノミの唾液により強いかゆみなどのアレルギー性皮膚炎を発症させます。

一旦ノミが家の中に入ってしまうと、駆虫するのも一苦労です。
野良猫ちゃんにノミがいるということは、外にノミがいるということです。
ノミの得意技はジャンプ!!人間が外出したとき、犬の散歩などで寄生する可能性は0ではなく、温暖化の影響で遭遇率が高くなっているのです。
自宅に帰ったときに衣服を玄関ですぐに脱いで、煮沸消毒や毎日靴洗浄をすることなんて誰もしません。ノミが運悪く付着していたら・・・・怖いですね。
黒猫ちゃんは骨折はありませんでしたが、脳障害が残り今も弱視です。今後も入院下での治療が必要なため滴下タイプ駆虫薬(レボリューションプラス)を投与しました。

このお薬は成虫のノミだけではなく卵にも効果があり、約1か月間効果が持続します。
予防シーズンが始まったので継続して予防をしていきますが、何より寄生虫がいないという安心感の中で治療ができるのは、スタッフにとっても大事なことです。
家の中に寄生虫を持ち込まない、安心して生活を共にするためにも予防は必要不可欠です。
4月~ノミダニ予防開始、6月~フィラリア予防開始となりますので、混雑が予想されます。
予防シーズン前の3月の受診をおすすめ致します。
猫ちゃんの予防薬は検査が必要ありませんので、お電話でのご注文も可能です。
お問い合わせください!


黒猫ちゃんは食欲元気もあり甘えん坊になりました!ノミの模型を乗せて遊ばれています(笑)





