こんにちは、勤務獣医師の田村です。
牛の獣医経験を経て、今はわんちゃん・ねこちゃんの獣医師をやってます。
前職にて、大活躍だった検査機器「i-stat」を導入してもらいました。
i-statは、持ち運びが出来るという特徴があります。
この特性を生かし、以前の職場では、分娩直後の母牛の低カルシウム血症や
子牛の重症下痢などを現場で検査し、治療に活用していました。
この機器で何がわかるかというと、血液のpHとその原因、そして呼吸状態などが分かります。
当院では、特に重症患者や緊急対応時に活躍してくれることと思います。
血液pHは正常から下がっても上がっても問題となります。
そのため、i-statを活用することで、血液pHの異常を見つけ、
適切な輸液剤や治療を考えることができるようになります。
また、呼吸の早いわんちゃん・ねこちゃんの状態をより具体的に把握できるようになり、
どういった治療をすればいいか、または治療効果が出ているのかなどが分かるようになります。
来院される飼い主様には、当院でどういった検査をしているのかが伝わりにくいこともありますが、
この投稿が、少しでも当院のことを知れる機会になれば幸いです。
